ウェーブフロントレーシックレーシックの種類
メガネや通常のレーシック
メガネや通常のレーシックは、眼球がもつ屈折状態、つまり近視・遠視・乱視を矯正することを目的としています。しかし眼球は立体的な面で捉えると個々にさまざまな形状をしており、通常のレーシックによるレーザー照射は眼球の屈折状態では捉えられない個体差までカバーしていません。目には通常の乱視以外に各個人毎に異なる「高次収差」と呼ばれる光の屈折の歪みがあります。
ウェーブフロントレーシック
ウェーブフロントレーシックではこの高次収差を測定し、その個人の目に合わせてぴったりな角膜切除を行う、通常のレーシックよりも優れた技術です。
ウェーブフロントレーシックの角膜切除量の軽減という効果は、これまで強度の近視・乱視、角膜が薄い、メガネやコンタクトレンズでは矯正できない不正乱視といった理由で、手術が受けられなかった方も適応できるようになりました。
また、高次収差を矯正することで例えば同じ1.5の視力でも、よりクッキリと見える1.5になるなどの「見え方の質の向上」が期待できます。高次収差を完全に矯正できれば、視力が3.0になるかもしれないという夢のある技術です。
高次収差は大きいと光がにじんで見えますが、ウェーブフロントレーシックは通常のレーシックに比べ光のにじみを抑えるといわれており、比較的近視が弱い方でも夜間の光のにじみを軽減する目的で、ウェーブフロントレーシックを推奨する場合もあります。もっともウェーブフロントレーシックではマイクロケラトームでフラップを作るため、角膜が薄い人は施術できません。
ウェーブフロントレーシックは実用化から日が浅く導入事例が少ないため解析された理論値と現実に誤差が生じる可能性も否定できず、どの程度有効であるかは不明な点もあります。従来のレーシック以上の質の高い視力矯正法といわれてる一方、精度の不安定さも指摘されているのが現状です。

